日本政策金融公庫の融資について、申込から入金までの流れ

日本政策金融公庫は、以前より通常の借入だけでなく、創業融資にも積極的に取り組んでいます。
ですが、

ここ数年ますます日本政策金融公庫の重要性が高まっているように感じます。

そこで、今回は昨今の状況を加味した上で、改めて日本政策金融公庫の融資について、

申込から入金までの流れについて、これまでの違いと併せてお伝えします。


日本政策金融公庫の融資の事前準備

日本政策金融公庫の融資の事前準備は、以前と変わりありません。

準備書類は、日本政策金融公庫のHPからダウンロードできる書類と、添付書類となります。

添付書類は、創業融資と創業融資以外で大きくことなります。

創業融資の場合は、これまでされてきた準備について詳しく示す必要があります。

具体的には、自己資金の貯め方と職歴となります。

自己資金の貯め方を示す方法は通帳で、職歴は職務経歴書とお勤め先で発行された源泉徴収票です。

創業融資以外の場合は、直近の確定申告書となります。


日本政策金融公庫の融資の申し込み

以前は、A4サイズの借入申込書に必要事項を記載し、事前準備で整えた書類を日本政策金融公庫の窓口に提出していました。

現在は、以前と同じように窓口に提出することもできますが、日本政策金融公庫のHPより申込をすることができるようになりました。

新しい申込手続きの手順は下記のとおりです。

 ① 日本政策金融公庫のHPより、ご本人様のメールアドレスを登録します。

 ② ①で登録したメールアドレス宛に、日本政策金融公庫より融資申し込みのためのアドレスが記載されたメールが届きます。

 ③ ②で届いたメールをクリックすると、日本政策金融公庫の融資申し込みのHPが表示されます。

 ④ ③で表示されたHPに、お名前や申し込み金額等の必要事項を登録します。

 ⑤ 事前に準備した資料をPCで保存し、その保存した資料をアップロードします。

 ⑥ 最後に申込事項の確認画面が表示されますので、間違いがないかを確認し申し込みを完了します。

日本政策金融公庫のHPからの申し込みは、パソコンの操作に慣れている方であれば、30分ほどで完了します。


日本政策金融公庫の融資の面談

面談については、以前と変わりはありません。

日本政策金融公庫より電話があり、面談の日程を調整いただくこととなります。

その後、面談の日までに、日本政策金融公庫より面談のお知らせの通知が届きます。

その書類には、調整した面談日時と、面談日にお持ちいただきたい資料が記載されいてます。

通常ですと、お持ちいただきたい資料は、本人確認書類と記帳済みの通帳等となりますが、

申込時に提出した書類以外の書類が必要な場合は、追加資料の提出を求められます。

面談で聞かれる内容は、お仕事に関するこれまでのことと、現状、今後についてです。

本番の面接時間は30分~60分程度となります。

事前に提出した書類が必要十分であれば、面談時間は短くなる傾向があります。


日本政策金融公庫の融資が通った場合の手続き

融資が通った場合の手続きも、以前と変わりありません。

面談の日から、約1~2週間程度で結果の通知があります。

日本政策金融公庫より、面談のときの担当者から電話があることが一般的です。

その後、日本政策金融公庫より借入の契約書が郵送されます。

必要事項を記載し、印紙、同封された口座引落のための書類について銀行で手続きを行い、
日本政策金融公庫に返送します。

また、追加で必要な書類がある場合は、その旨の記載がありますので併せて郵送して下さい。

書類に不備がなければ、日本政策金融公庫に書類が届いてから3営業日後に入金となります。


日本政策金融公庫の融資を検討されている場合は当事務所にご相談下さい

以前との変更点は、日本政策金融公庫のHPから申し込みができるようになったことです。

この変更により、日本政策金融公庫の窓口に行く必要がなくなり、

日本政策金融公庫のHPの指示とおりに申込を行えば、書類の不備等は少なくなるようになっております。

ですが、融資審査の仕組みを理解していないと、融資の申し込み金額や返済期間等の入力に戸惑われるかもしれません。

ここ数年で日本政策金融公庫の役割は、ますます大きくなっていると感じます。

他の金融機関に比べて融資は通りやすいですが、それでも審査基準が甘くなったわけではありません。

事前準備をしっかりと整えたうえで、融資を申し込む必要があります。

日本政策金融公庫の融資を希望されている方は、ぜひお問い合わせ下さい。

初回面談は無料となっております。


創業融資専門家コラムの最新記事

ページ上部へ戻る