自己資金について②

今回は、前回に引き続き自己資金について解説していきたいと思います。

 

自己資金は、今回の事業に投資するために自分で貯めたお金ということになります。

実際に日本政策金融公庫などの金融機関に提出するときは通帳のコピーを提出します。

 

 一番多いのは、給与が振り込まれている通帳であったり、賞与の支給があったときに定期預金をされているケースです。

 ダメなケースとしては、消費者金融などから借りてきたお金を別の通帳に移し替えた場合です。
確かに残高はあるのですが、そのお金は返済をしなければならないお金であり事業に投資することはできないので自己資金とはみなしてくれません。

 同様に、タンス預金についても、もしかすると消費者金融などから借りてきたお金かもしれませんので、自分で貯めたことを証明する必要があります。それができないと自己資金とはみなしてくれません。

 

 ただし、親族から援助してもらったお金については一般的にすぐに返すということはないので自己資金とみなしてくれます。

 

 ここで重要なのは、自己資金をどのように貯めたかを説明できるかということです。

給与は振込の場合、お勤めの会社の名前が通帳に記帳されます。
ご親族からの援助についても、ご親族から振り込んで頂ければ通帳にご親族のお名前が記帳されます。

 給与が現金での手渡しだった場合は、毎月の手取り額から生活費を引いた残りを数年かけて貯めたと説明する必要があります。

 

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