今回は昨年成立した平成28年度第2次補正予算により拡充した制度を解説します。

小規模事業者の資金繰りや経営力向上等を支援するという政策的な観点から制度の拡充と融資利率の引下げがおこなわれました。

１　経営環境強化資金

①従業員の雇用を維持又は拡大する事業者の方は、運転資金の利率が基準利率から0.2％引下げとなりました。

②さらに、認定経営革新等支援機関または公庫の経営指導を受けて事業計画書を策定し、一定の要件を満たす事業者の方は、運転資金の利率が基準利率から0.4％引下げとなります。

２　新事業活動促進資金

①対象者に経営力向上計画の認定を受けた事業者の方が追加 

②経営力向上計画の認定を受けた事業者は設備資金の利率が基準利率から0.9％引下げとなります。

３　担保を不要とする融資

担保を不要とする融資の融資利率が引下げとなります。

日本政策金融公庫の貸付利息は平成29年4月1日以降上がっております。
今後ずっと上がり続けることはないと思いますが、借入金額や返済期間によりますが1,000万円借りて利率が0.5％上がると利息が50万円増えてしまいます。

早めのお申込みをお勧めいたします。