京都で保証付融資を申し込むときの注意点。税理士が解説

京都で融資を申し込む場合、京都信用保証協会が保証をする「保証付融資」と京都信用保証協会を通さない「プロパー融資」の二種類があります。

この保証は、融資を申し込んだときに金融機関から信用保証協会の「公的な保証」が付くことを融資条件として指定したときに必要となってきます。

日本政策金融公庫には「保証付融資」はありませんが、京都では京都信用金庫や京都中央信用金庫・京都銀行などはこの「保証付融資」となる場合が多々あります。

そこで今回は「保証付融資」についてお伝えします。



「保証付融資」と「プロパー融資」

「保証付融資」と「プロパー融資」の違いは信用保証協会の「公的な証明」が必要かどうかということです。

この違いは金融機関にとってはとってはとても大きな違いとなります。

それは返済がされなかった場合、「保証付融資」では借入金の大部分を信用保証協会が払ってくれますが、「プロパー融資」ではそのリスクの全てを金融機関が負担することとなります。

つまり、金融機関にとって不安な貸し出し先には「保証付融資」でリスクを減らしたいという考えがあり、「プロパー融資」は難しいのが現状です。



「保証付融資」は審査が2回ある

金融機関から「保証付融資」を指定された場合、その金融機関と信用保証協会の2つの審査が必要となります。

提出書類はほぼ同じですが、面談については金融機関と信用保証協会それぞれ別にあります。

審査期間については、信用保証協会の方が長く2ヶ月前後かかり、信用保証協会の「公的な保証」がついてから金融機関からの融資となりますので計画的に動く必要があります。



「保証付融資」は保証料がかかる

この「公的な保証」には、返済がされなかったときに借入の大部分を信用保証協会が返済するというリスクがあるため、信用保証協会に保証料を払う必要があります。

制度によって保証率が定められており、保証する借入の金顔と返済期間によって保証料が計算され、借入額から天引きされることになります。

途中で繰上げ返済や追加借入を行うと保証料が変わるため、その差額は返金されたり追加で天引きされることとなります。

「プロパー融資」の場合は金融機関に金利だけですが、「保証付融資」は信用保証協会の保証料と金融機関の金利の合計となります。

ですので、単純に金利だけで考えずに保証料も加味して考える必要があります。

また、現在は「新型コロナウィルス対策融資」では売上金額について一定の割合以上に減少していれば、保証料が無料となります。


それでも「保証付融資」は積極的に活用すべき

これまで、「保証付融資」は余計な出費が増え、審査期間も長くなるというマイナス面ばかりをお伝えしました。

ですが、「保証付融資」は大きなプラス面があります。

それは、「プロパー融資」と「保証付融資」の両方を活用することで金融機関から高額の借入ができるということです。

申込む側にとって融資調達の手段が多いことは安心につながります。

たしかに、審査期間がかかるため「保証付融資」はスグに調達したいときには向かないかもしれません。

ですが、時間に余裕のあるときにぜひ「保証付融資」にチャレンジして下さい。

信用保証協会の普通保証制度では8,000万円まで無担保無保証で保証が付き、日本政策金融公庫の経営力強化資金の2,000万円と併せて1億円まで無担保無保証で借りれることとなります。

京都で高額の借入を申し込みたい方や銀行から信用保証協会にの「公的な保証」が必要と言われた方はぜひお問い合わせください。

弊事務所では、多数のサポート実績がございます。

初回相談は無料となっております。



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