京都で創業融資を1000万円以上獲得する方法
前回お話ししたとおり京都で創業融資を申し込むなら日本政策金融公庫と京都信用金庫をお薦めします。
では、実際に申し込むときの借入希望額は、初期投資や運転資金等の必要金額の合計額のうち自己資金で賄えない部分となります。
業種や場所、規模・自己資金によって借入希望額は異なりますが、創業融資はリスクがあるため高額になればなるほど獲得の難易度が高くなります。
一般的には500万円まで、1,000万円まで、1,000万円以上の3つのランクに分類されますが、1,000万円以上は極端に難易度が高くなります。
ですが、必要十分の創業融資が獲得できないと途中で資金が尽きてしまうこととなります。
そこで今回は京都で創業融資を1,000万円以上獲得する方法をお伝えします。
日本政策金融公庫で創業融資を1,000万円以上獲得する方法
京都で創業融資といえば日本政策金融公庫ですが、支店では1,000万円以上の決済ができません。
申し込む手続きは通常通り、支店に申し込むことになり書類審査、面談という流れになりますが、最後に案件を本部に持込むことになります。
この最後の本部への持込みの分だけ時間がかかることとなり、通常より時間がかかってしまいます。
また、借入金額は高額になるため、月々の返済金額も高額となり、目標売上も高額となってしまいます。 その売上を達成できる根拠をより詳細に説明する必要があります。
京都信用金庫で創業融資を1,000万円以上獲得する方法
京都信用金で創業融資を申し込む場合「ここからはじまる」という制度を利用することになります。
ここでは、自己資金の最低額の条件があり必要金額の2割以上と規定されています。
つまり借入金額額の最低1/4は自己資金が必要となります。
例えば1,000万円以上の創業融資を獲得するには最低でも250万円の自己資金が必要になります。
また、元金の返済が2年後とはいえ日本政策金融公庫のときと同様に高額な売上目標を達成できる根拠が必要となります。
協調融資で創業融資を1,000万円以上を獲得する方法
上記でお伝えしたとおり、日本政策金融公庫や京都信用金庫の単独で創業融資を1,000万円以上獲得するには非常に難易度が高くなります。
そこでその難易度を下げる方法が協調融資とよばれる方法です。
協調融資とは2つ以上の金融期間の協力でひとつの案件に対して融資を獲得する方法です。
この方法の最大のメリットは必要金額が高額であっても、それを2つの金融機関で融資することで、それぞれの金融機関の負担を下げることです。
例えば1,500万円の融資が必要であっても協調融資で申し込むことにより、それぞれの金融機関の負担は750万円となります。
すると申込み金額は1,000万円以下となり支店で決済ができることになり審査方法も通常と同じになります。
京都の創業融資は単独融資と協調融資のどちらを選ぶべきか
京都で創業融資を1,000万円以上獲得する一番難易度の低い方法は、日本政策金融公庫と京都信用金庫による協調融資です。
ですが、1,000万円以上の場合は必ず協調融資を選択すべきかと問われますと、必ずしも協調融資とは限りません。
それは追加融資を申込むときに問題となってきます。
創業融資の場合、日本政策金融公庫は最低でも6ヶ月・京都信用金庫の場合は最低でも1年間期間を空けないと追加融資を申し込んでも獲得できる可能性は低くなります。
ですが、日本政策金融公庫あるいは京都信用金庫のどちらか単独で創業融資を獲得していれば、もう一方で追加融資を受けることができる可能性があります。
できれば、必要十分な創業融資を日本政策金融公庫で獲得し、追加融資を京都信用金庫に申込むのがベターと思われます。
ですが、借入希望額に応じて、返済額、目標売上が高額になることには変わりありませんので、事業計画書はより詳細に作成する必要があります。
弊事務所では借入先の選定から事業計画書の作成、面談の立ち合いまで創業融資の全てをサポートさせていただいております。
初回相談は無料となっております。
京都で創業融資を検討されている方はぜひご相談ください。
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