日本政策金融公庫の審査の流れとは?わかりやすく解説

京都で新たに事業を始めようと考えている方にとって、資金調達は避けて通れない課題です。

特に創業初期には、十分な資金を確保することが事業成功の鍵を握ります。

そこで、日本政策金融公庫の融資制度を活用する方法を詳しく解説し、融資を受ける際のポイントや注意点、成功のコツをお伝えします。


日本政策金融公庫とは?

日本政策金融公庫は、中小企業や個人事業主向けに多様な融資制度を提供する公的金融機関です。

民間の金融機関では対応しきれない部分を補完し、事業の成長と地域経済の発展をサポートする役割を担っています。

日本政策金融公庫は、低金利であること、無担保・無保証での融資が可能であることなど、多くのメリットがあります。


日本政策金融公庫での融資の流れ

1. 事前相談

まずは、日本政策金融公庫への相談を始めましょう。
電話やオンラインでの相談が可能ですが、より具体的なアドバイスを受けるためには、最寄りの支店で担当者と直接話すことをお勧めします。

電話相談

平日の9時から17時まで対応しています。

オンライン相談

日本政策金融公庫の公式HPから申し込みが可能です。

対面相談

事前に予約を取り、担当者と直接相談します。


2. 必要書類の準備

融資を申し込む際には、以下の書類を準備する必要があります。
書類の内容は、融資の種類や申請者の状況に応じて異なりますので、事前に確認して準備を進めましょう。

事業計画書

具体的な事業内容や収支計画を記載します。創業計画書も含まれます。

身分証明書のコピー

運転免許証やパスポートのコピー。

創業事業に関する許認可証のコピー

飲食店など許認可が必要な事業の場合。

見積書

設備資金の場合、具体的な見積書を提出します。

登記簿謄本や履歴事項全部証明書(法人の場合)

会社設立済みの法人に必要です。

決算書や試算表(創業後半年以上経過している場合)

事業の実績を示すための資料。


3. 面談

担当者との面談では、事業計画や資金の使い道について詳しく説明します。
自身のビジネス経験や創業に向けた準備状況を正確に伝えられるよう、十分に準備しておくことが重要です。

4. 審査

提出書類と面談結果に基づいて審査が行われます。審査期間は通常2週間から1ヶ月程度ですが、余裕を持ってスケジュールを立てておきましょう。

5. 融資実行

審査に通過した場合、融資契約を結び、資金が指定の口座に振り込まれます。

6. 返済開始

融資を受けた後は、返済計画に従って返済を開始します。据置期間が設定されている場合は、その期間終了後に返済が始まります。

日本政策金融公庫のメリット

日本政策金融公庫の創業融資は、担保や保証人を必要としないため、初めて事業を始める方にとって大きな支援となります。

また、民間金融機関よりも低金利で融資を受けられる場合が多いです。

特定の条件を満たす場合には、さらに低金利での融資も可能です。

さらに、創業後についても、事業内容や資金使途に応じて多様な融資制度が提供されており、創業後についても長く事業をバックアップしてくれます。



融資審査の注意点とコツ

自己資金の用意

自己資金があると審査に通りやすくなります。日本政策金融公庫によると、創業資金の3割程度が自己資金であることが望ましいとされています。

詳細な事業計画

具体的かつ現実的な事業計画書を作成し、担当者と相談しながら準備を進めましょう。計画書には、事業の目的、ターゲット市場、できれば競合についての記載、さらに新規獲得のプラン、収支計画などを明確に記載します。



まとめ

日本政策金融公庫の融資は、京都で創業を目指す方にとって強力な支援となります。しっかりと準備を整え、適切なサポートを受けながら創業を成功させましょう。疑問や不安がある場合は、日本政策金融公庫や地元の専門家に相談することをお勧めします。

丸岡稔弘税理士事務所では、融資に関する無料相談を承っております。

お気軽にご連絡ください。

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