日本政策金融公庫の融資を起業時にお勧めする理由や注意点とは

今回は、融資サポートで最もご相談の多い日本政策金融公庫の融資について解説します。

融資を受ける場合、最もオーソドックスな手段は銀行か日本政策金融公庫になると思います。
なかでも日本政策金融公庫の融資の最大の特徴は無担保・無保証で借入ができる制度があるということです。

そもそも日本政策金融公庫とは、株式会社日本政策金融公庫法に基づいて平成20年10月1日付で設立された財務省所管の特殊会社です。

その株式会社日本政策金融公庫法の第一条には、以下のように日本政策金融公庫の目的が定義されています。

「株式会社日本政策金融公庫は、一般の金融機関が行う金融を補完することを旨としつつ、国民一般、中小企業者及び農林水産業者の資金調達を支援するための金融の機能を担うとともに、内外の金融秩序の混乱又は大規模な災害、テロリズム若しくは感染症等による被害に対処するために必要な金融を行うほか、当該必要な金融が銀行その他の金融機関により迅速かつ円滑に行われることを可能とし、もって国民生活の向上に寄与することを目的とする株式会社とする。」

短く言い換えると、
日本政策金融公庫は銀行等より積極的に、事業を行う方や災害等の被災者の方へすばやく融資を行うことで、国民生活を向上させることを目的とする
ということです。

つまりは、この目的に合致している場合は融資を受けることができ、合致していない場合は融資を受けることができないということです。

より踏み込んで言えば、融資を受けることで事業がより安定し、さらに利益を生み出せる場合は融資を受けることができます。
しかし融資を受ければ当然 返済が必要になりますが、その返済が苦しくなる場合は融資が受けることができないということです。

具体的な融資の可否の判断は、日本政策金融公庫が行いますが
それは書類面談により行われます。

書類審査で問われるのは、
この事業のためこれまでどんな「準備」をしてきたか、今回の融資を利用してどんな「事業展開」をするのか。

面談では、
これらの計画をキチンと理解しているかが問われます。

弊事務所の初回面談では、融資を受けるにあったて最も重要な「準備」と「事業展開」についてお伺いしております。

 初回面談は無料ですし、ご自身の事業計画をお話しいただくことでその計画はより具体的になると思います。

次回は、日本政策金融公庫の融資制度について解説します。

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