京都で1ヶ月以内に創業融資を獲得する方法
以前のコラムに掲載いたしましたとおり京都で融資を申し込む場合一番のお薦めは日本政策金融公庫です。
しかしそれでも創業融資はリスクが高いため慎重な審査が必要となりますので、一般的な審査期間は2ヶ月前後となります。
開業予定日を決め、内装工事の頭金の支払日、テナントの契約金の支払日はもちろんですが、これから新しく事業を開始するためにさまざまな準備をする必要があります。
そんな中、創業融資を獲得できるかどうかを2ヶ月間も心配しなければいけないのは負担が大きいと思われます。
そこで今回は、京都で創業融資をできるだけ早く、1ヶ月以内に獲得する方法をお伝えします。
創業融資を受けるにあたっての懸念材料の解決策を準備しておく
京都で創業融資を日本政策金融公庫から受けるに当たって最も理想的な状況は下記の条件を全てクリアすることです。
① 個人信用情報にキズがない
② 自己資金を通帳で数年かけて貯める
③ 創業する事業と同業種の職場での勤務経験が6年以上ある
④ 返済可能な目標売上を達成できる根拠あある。
つまり、これらの条件のうちクリアしていないものについてあらかじめ相談をし解決策を準備しておくことです。
例えば①の個人信用情報ですが、引っ越しなどで請求書が前の住所に届いたため支払が遅れてしまった場合は 引越したことを説明できるように転居日が記載された住民票を準備します。
創業融資の審査に必要な情報をモレなく事業計画書に記載する。
創業融資の審査に時間がかかる一番の理由は、日本政策金融公庫に提出する書類にモレや不備があり再提出や修正が必要となるからです。
日本政策金融公庫のHPにある事業計画書は一般的ナモデルケースを想定して作成されているため、個々のケースの特殊事情までは対応ができないことがあります。 創業融資の基本的な考えは、しっかりと創業に向けて準備をし返済可能な目標売上を達成することに変わりはありません。
ですので、その基本的な考えにそって日本政策金融公庫の事業計画書とは別にそれを補完するための事業計画書が必要となってきます。
ケースバイケースですが、弊事務所で事業計画書を作成する場合は、日本政策金融公庫の所定の事業計画書以外に独自の事業計画書を作成しますが、だいたい30ページから50ページの追加資料が必要となります。
モレなく情報を事業計画書に記載することで審査期間は大幅に短縮され約1ヶ月弱で審査が完了し、早ければ2週間で完了したケースもあります。
借入希望額を1,000万円以内に抑える
創業融資を日本政策金融公庫で申し込む場合、借入規模額のみで難易度をすると500万円まで・1,000万円まで・1,000万円以上の3ランクに分かれます。
以前のコラムでも掲載しましたとおり1,000万円以上となると支店で決済ができないため、本部に持込む時間分は審査期間が長くなってしまいます。
そこで、内装工事や備品などで不要な分は削ったり、合い見積もりをとることで創業に必要な資金を下げ借入規模額を1,000万円までに抑える工夫が必要となります。
それでも創業融資の借入希望額が1,000万円を超えてしまう場合は、前回のコラムに掲載しました協調融資を利用することで一行あたりの借入希望額を1,000万円以下にすれば審査期間は短くなります。
しかし、高額な返済ができる高い売上目標を達成できる根拠を説明する必要があります。
京都の創業融資をできるだけ短い期間で獲得するには
日本政策金融公庫の理想とするモデルケースと完全に一致する方は少ないと思われます。
京都で創業融資を日本政策金融公庫から短い期間で獲得するには、そのモデルケースとの違いを正確に伝え、その具体的な解決策を提示することが最も重要なポイントとなります。
逆に言えば、問題点が後から分かって、その解決策が準備できていない場合は審査に時間がかかってしまい、創業融資を獲得できる可能性が極端に下がることになり、一般的に50%前後となってしましいます。
どんなマイナスポイントであってもあらかじめ相談し解決策が準備できていれば、それはプラス材料となります。
些細なことでもけっこうです。
少しでも気になることが有れば事前に相談することをお薦めします。
後から分かるよりはるかにイイです。
弊事務所では初回相談は無料となっております。
少しでも気になることがあればご相談下さい。
今までの創業融資の経験から解決策をアドバイスいたします。
また、ご本人が気にされいていなくても実は創業融資を獲得にするにあたって問題となる事項があるかも知れません。
京都で創業融資をお考えのかたはお問い合わせをお待ちしております。
創業融資専門家コラムの最新記事
- 京都で無料相談できる税理士をお探しの方へ。無料相談窓口のご案内
- 京都で起業する時に相談できる窓口まとめ!メリットや相談先を選ぶ注意点とは?
- 日本政策金融公庫の審査の流れとは?わかりやすく解説
- 京都で開業時の融資を申請するときのポイントや注意点を解説
- 京都で飲食業支援に強い税理士をお探しなら丸岡稔弘税理士事務所にお任せ下さい
- 京都で日本政策金融公庫(旧:国金)の京都支店はどこ?申し込む際の注意点(創業融資)
- 京都信用金庫から創業融資を獲得する方法
- 京都で法人設立をご検討の方必見!なるべく安く確実に設立する方法
- 京都の商工会ではどんな経営相談ができる?ビジネスサポートデスクについて解説
- 日本政策金融公庫の融資を起業時にお勧めする理由や注意点とは
- 京都で開業時に融資を受けたい方へ!金融機関やタイミング、ポイントは?
- 京都でジムのテナントをお探しの方へ!最近の開業の傾向とは?【2023年8月】
- 京都で美容のテナントをお探しの方へ。最近の開業の傾向とは【2023年8月】
- 京都で起業をしたい方へ!抑えて欲しい最近の傾向とは【2023年夏】
- 京都市で起業する方必見!軌道に乗せる3つのポイント
- 京都で飲食店を開業する方へ成功のポイントと融資攻略法を解説
- 京都で創業融資を受けたい方必見!会社設立後、起業後、6ヶ月以内が融資獲得のチャンス
- 京都で創業融資の相談は税理士に
- 京都で美容室(カット専門店)を起業される方へ
- 京都で飲食店(テイクアウト)を起業される方へ
- 京都で飲食店(イートイン)を起業される方へ
- 京都で起業される方へ(京都中央信用金庫の創業融資)
- 京都で建築業(設備工事業)を起業される方へ
- 京都で建築業(総合工事業)を起業される方へ
- 京都で美容室(ヘアサロン)を起業される方へ
- 創業融資を申込むときの自己資金の表示について
- 創業融資を申込むときの金融機関別の必要自己資金について
- 日本政策金融公庫の「新型コロナウィルス感染症特別貸付」について(申込金額編)
- 日本政策金融公庫の「新型コロナウィルス感染症特別貸付」について
- コロナ禍における保証協会付きの創業融資の注意点について
- コロナ禍における日本政策金融公庫の創業融資の注意点について(決定後編)
- コロナ禍における日本政策金融公庫の創業融資の注意点について(面談編)
- コロナ禍における日本政策金融公庫の創業融資の注意点について(計画書編)
- コロナ禍における日本政策金融公庫の創業融資の注意点について(物件編)
- 京都信用金庫から創業融資を獲得する方法(令和3年9月30日まで限定)
- 京都でジムの開業をしたい方へ成功のポイントと融資攻略法を解説
- 【更新】京都で事業をされている方へ、資金繰りに困ったときの対処療法
- 【京都版】新型コロナウィルス感染症に関連する臨時融資制度
- 京都でネットショップを開業する方へ成功のポイントと融資攻略法を解説
- 京都で美容室を開業する方へ成功のポイントと融資攻略法を解説
- 京都の会社設立を徹底サポート!無料相談実施中
- 京都で法人設立した方へ。創業6ヶ月以内が創業融資のチャンス
- 京都で日本政策金融公庫に創業融資を申し込む場合、法人と個人のどちらが有利か
- 京都で創業融資を申し込むときは通帳の動きが重要
- 京都で商工会議所の「マル経融資」を申し込むときの注意点
- 京都で保証付融資を申し込むときの注意点。税理士が解説
- 京都で訪問介護を開業する方へ成功のポイントと融資攻略法を解説
- 京都で飲食店を開業する方が押さえておきたい創業融資のポイント
- 京都の日本政策金融公庫から事業融資を受ける方法
- 【京都版】創業者が日本政策金融公庫から融資を受ける方法
- 京都の起業家必見!職歴が短くても創業融資を受ける方法
- 京都の起業家必見!創業融資を追加調達して、自己資金に手を付けず起業する方法
- 京都で創業融資を1000万円以上獲得する方法
- 京都で創業融資を獲得する方法
- 自己資金0円でも大丈夫?京都で日本政策金融公庫の融資を受けるポイント
- 京都の日本政策金融公庫の融資は計画書のできで可否がおおむね決まる
- (更新)日本政策金融公庫の面接対策で融資成功率90%以上を目指す方法
- 自己資金について②
- 日本政策金融公庫の観光産業等生産性向上資金について解説
- 日本政策金融公庫のソーシャルビジネス支援資金(企業活力強化貸付)について解説
- よくあるご相談事項について
- 日本政策金融公庫の地域活性化・雇用促進資金(企業活力強化貸付)について解説!
- 日本政策金融公庫の融資制度について④
- 日本政策金融公庫の融資制度について③
- 日本政策金融公庫の中小企業経営力強化資金について解説
- 日本政策金融公庫の新創業融資制度について解説
- 融資サポートについて
- 「京都 融資サポートセンター」HPがオープンいたしました